そこに載っている料理を片っ端から

私の母は、何度か入院をしており、子供の頃から料理を作る機会が多くありました。

特に、母が心臓ペースメーカーを入れた時は、今までの入院とは比較にならないほどの長期入院になってしまったんです。

私はその時20歳過ぎ、母の入院にも慣れていましたが、こんなに長く母が不在だったのは初めてです。販促品販売のespi.jp

朝は、各自パンを焼いて食べていくのが我が家流でしたし、昼はそれぞれに学校と会社で食べるので、作る必要はありません。

困ったのが、夕ご飯です。

私が作れる料理の数など、たかが知れています。

そこで、雑誌の付録のレシピや料理本を買い集め、そこに載っている料理を片っ端から作っていったのです。

その時、作ったの料理の1つが「ごぼうたっぷりの煮魚」でした。

煮魚には、魚の臭みを取るためにごぼうやしょうがなどを入れますよね。

そのレシピでは、残ってしまう煮汁にも魚の栄養が染み出ていてもったいないので、たっぷりのごぼうと一緒に煮てごぼうに含ませて、煮汁もキレイに食べてしまいましょうというものでした。

ある日、「今夜何にしよう」と冷凍庫を開けたら、何かは分からない魚の切り身の冷凍が出てきました。

ちょうど3枚あったので、先程のごぼうたっぷりの煮魚にしようと決めました。

3人分の煮魚に対して、ごぼうを丸々1本ささがきに。

ごぼうの間に魚がいる、みたいな鍋になりましたが、ごぼうをたくさ入れたせいか、生臭さは全くありません。

ごぼうも、ごぼうの煮浸けのように魚臭くない。

「おぉ~!煮魚初調理で大成功!」と嬉しくなりました。

が!

食べてみたら、「ヤバい!」

正体不明の冷凍の魚は、父の大嫌いな鯖だったんです。

「食べてもらえないかもなぁ」と思いながら、食卓に出したのですが、父も弟も何も言わず、ごぼうもキレイに食べてくれました。

その後も、何度か母が入院して私が食事を作ることがあったのですが、2人とも全く文句を言わずに食べてくれるのが、ありがたかったです。

ごぼうたっぷりの煮魚。

煮魚が苦手という人にも、1度試して欲しいですね。

おいしかったですよ!